発達障害、自閉症児の就園【多動な子は幼稚園か療育園か?】

  • 息子  療育園→小学校支援級→普
        通級+通級 現在小学生。
  • みお  パート主婦。おでかけ好き。
  • 旦那  息子に勉強を教えてくれる。
  • ハムスター  臆病な性格の1歳。

    筆者の自己紹介です。

この記事を読むと、発達障害、自閉症スペクトラム、ADHD、多動で集団行動が出来ない子どもが、幼稚園に就園するか、療育園に就園するかの進路決めについて。と、プレ幼稚園の様子がわかります。

幼稚園に行くのか、療育園に行くのか、どんな進路があるのか考えているパパさんママさん、保護者の方に読んでもらえたらと思います。

目次

進路の選択肢

息子は結論から言うと、週5日の療育園に進路を最終的に決めたのですが、それまでの幼稚園選びの事を書こうと思います。

私立の幼稚園

まずは、私立の幼稚園へ見学に行きました。私立だと家の周りにもある程度たくさんあります。

給食が手作りの園、仕出し弁当の園、週に何回かは必ずお弁当を持ってこなくてはいけない園。

お勉強熱心な園。ほとんど勉強はしませんという園。園庭が広い、狭い、預かり保育が充実していて、早朝、夕方、長期休みも預かってくれる園、逆に長期休みは全くやっていませんという園。

それから、保護者のお手伝い、役員が多い園、少ない園。全体の人数が多い園、少ない園。色々ありました。

私の幼稚園選びの優先順位は「近い、預かり保育が長期休みも含めてしっかりとある、保護者のお手伝いが少ない園」でしたので、まずはそちらに見学に行きました。

実際にプレに通った幼稚園①

幼稚園のプレの申し込み・・当時は私の住んでいる地域は入りたい子供が多かったようで、願書受付の数時間前から並ぶ。ということがありました・・。

実際並びました。それから数年経った今では、子供の数が減り、どこもすんなり入れる入れるようになったそうです。

見学予約の時に電話で、言葉が出ない、オムツ等話したのですが、オムツに関しては行ってるうちに取れますから大丈夫ですよ~という感じで、言葉も大丈夫そうだったのですが、問題は集団行動ですね。

多動で一人でどこかへウロウロ行ってしまうと、そこに先生を一人取られてしまうので‥。

私立幼稚園全般に関してですが、入園してから辞めさせられてしまうなどの話も聞きました。この時は療育に通いつつ、療育園か、幼稚園か悩みつつのプレ参加でした。(うちの場合は、幼稚園はダメだな・・とは思っていましたが)

制服のスモッグを着る、上履きを履く。で一苦労

みお

「着慣れないものを着る」が本当ダメでしたので、嫌がってましたね。

プレでもスモッグは購入して着せなくてはいけなかったので・・。

結局、スモッグはワッペンなどをつけても良かったので、新幹線やアンパンマンなどのキャラクターのワッペンをつけて、なんとか着てくれました。

女の子はスモッグの裾にレースをつけている子もいて可愛かったです。上履きはアンパンマンがすでにプリントされいるものを選びました。当時はバイキンマン推しでした^^

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プレの内容

お絵描き、園庭遊び、お名前呼び、読み聞かせ、などでした。お絵描きは、ただ好きな絵を描いていいのかな?と思っていましたが、「まずは、赤い丸を書いてください、次に、青い丸を書いてください」など、決められたとおりに書かないといけないんですよね((+_+))

通っていた親子療育の成果なのか、なんとか乗り切りましたが。

おやつを皆で食べることがあったのですが、「いただきます」まで待つのが難しかったです‥。

プレ幼稚園で、ママさんたちはお話したりしていましたが、私はもう気遅れしてしまってそれどころではなかったです。
結局、ここでちゃんとやっていける気はしなくて、夏ごろまでで辞めることにしました。

みお

スモッグで園庭で自由遊びをしている姿は写真に残してあります。

「幼稚園」に私が憧れていた部分があり、制服は着れなかったけど、スモッグ姿が見れて良かったなと思いました!

実際にプレに通った幼稚園②

もう少し優しい雰囲気の・・自由な雰囲気でお勉強はしない幼稚園のプレにも行ってみました。

他にも何件か電話をしてみましたが・・問い合わせて息子の状態を伝えたところ、門前払いの園もあったりしましたが、←結構ハッキリ「そういう子が来るところでは無い」など言われる園もありまして、親としては辛いですね。

こちらは秋前くらいから入ってみたのですが、「運動会の練習」で、運動会に未就園児も親と一緒に円になって歩くというものがあったのですが・・・歩かず・・。

うちだけ抱っこでした。

普段のプレでは、工作はなんとかするものの、やはりお弁当のいただきます。が待てずに机の下に潜ってしまう等ありました。

「辞めよう」と思った極めつけが、みんなで近くの公園へお散歩へ行った時です。先生が「これはドングリだね~」とか、落ち葉とか色々観察していて、うち以外全員その場に居るのですが、やはりうちだけ駆け回ってしまう・・。

本当に小さい公園なので、車道にもすぐに出れるし、やはり1人付きっきりにならないと厳しい。

という事で、辞めることにしました。こちらの幼稚園では「親が付き添って登園すれば入園はOK」だそうで、実際に体の方に障害をお持ちのお子さんとお母さんが一緒に通っているようでしたが、私には毎日付き添いは無理だと感じました。

それから、発達障害の多動で動き回る子を無理に浮かないように過ごさせていても本人の為にもならないので、療育園に週5日通うことに決めました。

私が住んでいる地域の私立幼稚園では「加配」が無いのが大きかったです。

なので、うちの場合の幼稚園選びの優先順位は「加配があるのか」ということになります。

加配とは?

加配とは職員を基準に加えて配置することを言い、障がい児保育を行う保育園で行われています。

保育園では「加配保育士」、幼稚園では「加配の先生」などど呼ばれ、障がいを持つ子供のサポートや職員、保護者との連携などを行うのが仕事です。

先生が余分に付いてくれるという事ですね。マンツーマンなのか、何人かに1人なのかは園によると思いますが。

後になって、1か所・・私立幼稚園で加配があったという話も聞いたことがあったのですけどね‥たまたまそこは見学に行っていなかったので知りませんでした。

でも、みんなが、きちんとしている中のうちだけ~、というのは、

私の精神衛生上とてもよくないので無理せず療育園で良かったなと感じています。

療育園のおかげなのかはわかりませんが、今現在は多動は治り、地域の小学校の通常学級に通うことが出来ていますので、焦らずその子の性格に合った進路を決めていくのが良いかなと思いました。

小規模保育園

認可ではない「小規模保育園」もママが働いているのであれば、良い環境の保育園もたくさんあるなと感じました。

息子は小規模保育園に一時保育で通っていた時期がありますが、園児も10名程度、保育士さんも2名くらい、お部屋も小さめなので目が行き届いて良いなと感じました。

食育に力を入れていたり、縦割りなので、年長さんが年少さんにお昼寝の時に付いていてあげる・・などの園もありました。 当時、働けていればぜひとも入れたかったのですが、急にすぐに仕事を見つける(そして継続しなくてはいけないので)のと、歩きや自転車で行けるほどの小規模保育園が無かったので諦めましたが・・。

療育の方も、週5日に入るのか、週2日に入るのかの期限もありましたし、途中で仕事が続かなかった・・幼稚園に馴染めなかったから、週5日に変更というのも・・

定員がすでに一杯で待ってる方がたくさん居るので、気軽には出来ないなあと思っていましたので。

小規模保育園は「一時保育」という形でたまに週末8時~17時などで使うことがありました。

公立の幼稚園

療育の先生に勧められたのは、年中さんから公立の幼稚園でした。

年長さんの1年は行かせたいかなと随分悩んだのですが、この頃子育てのストレスから、「障害型低音難聴」という病気を発症してしまい、かなり悪くなってしまったので、

めまい、疲労、倦怠感、耳が水の中に入ってるかのような感じ・・。

が続いておりまして、結論としては、通わせる自信がなくて通えませんでしたが、見学に行ったので感想を書きます。

公立の幼稚園は、私の住んでいる地域ではかなり少なく、自宅から遠めです‥。電車とバスを乗り継ぎます。
自転車でも行けるのですが、片道15~20分、大きな橋も越えなくてはいけません。(雨の日は無理です)

園バスは無いので、かならず毎日送迎・・。体調が安定してきた今なら1年間だけなら出来たかもしれませんが当時は無理でした。

1クラス15人くらいで、加配あります。5人位に1人の先生が付いてくるようです。幼稚園なので行事もしっかりあっていいなと感じました。

それからよく言う「定型児との関わり、刺激をもらう」というのもいいなと思ったんですよね。

通っていた発達外来の先生も、小学校は支援学級と決めているなら、定型児と過ごせるのも最後になるし、幼稚園良いんじゃないかな。とは言っておりました。

実際に通っていた療育園から、年中からは公立の幼稚園に進んだ方も居ました。

まとめ

私立幼稚園(加配なし)、公立幼稚園、認可保育園(加配あり)、小規模保育園(加配なし)、療育園比較してみました。

私立幼稚園(加配なし)

メリット

  • 定型児と同じ教育を受けられる運動会、遠足、芋ほりなどなどイベントが多い
  • 通園バスがある。ほぼ家の前まで来てくれることが多い。
  • たくさんあるので、すきな園を選べる。療育園と併用できる

デメリット

  • 最悪退園もあり得る。
  • 周りと比べてしまう。

公立幼稚園、認可保育園(加配あり)

メリット

  • 定型児と同じ教育を受けられる運動会、遠足、芋ほりなどなどイベントが多い。
  • 加配があるので安心。(手続きが必要)

デメリット

  • 保護者の就業状況や、地域によって入りやすさが異なる。
  • 仕事を辞めたら次の仕事が見つからなければ退園しないといけない。
  • 周りと比べてしまう。

認可外小規模保育園(加配なし)

メリット

  • 定型児と同じ教育を受けられる
  • 運動会、遠足、芋ほりなどなどイベントが多い
  • 少人数の園が多い。働いている時間にかかわらず空きがあれば入園できる。
  • 認可保育園より手厚い雰囲気がある。
  • 園によって特色が色々で、合った園を選べる。

デメリット

  • 費用が高い
  • 通園バスの有無は園によるが、無いところが多い
  • 子供の状況によっては最悪退園もあり得る。

療育園

  • OT、STなどの専門的な療育を受けられる。
  • 先生が優しい。保護者が相談しやすい。
  • 同じような悩みを持ったママさん、パパさんと知り合える。話が聞ける。
  • 情報交換しやすい。
  • 園によっては通園バスがある。
  • 幼稚園と併用可能な療育園もある。

デメリット

  • イベントが少ない(うちが行っていた療育園は、運動会、芋ほりなどはありません、クリスマス会は保護者同伴でありました。)
  • 週5日のクラスだと、定型児と知り合うことは無い。
  • 子供が滞在する時間が短い(うちでは4時間でした、通園バスを使って5時間でした。園によると思います
    が。)
    保護者の出番も多めでしたので、ので、パートなどに出るのは融通の利く勤務先でないと難しい。
  • 人数が少ないので役員が必ず毎年ある。(園によると思いますが)

言葉が遅れている、きちんと座れない。等の自閉症スペクトラム、多動、発達障害、精神遅滞などのお子さんの幼稚園選びは、「加配」の付く園を探すのが重要だなと思いました。

加配のない園の場合、トイレが自立出来ていない、言葉のみが出ない場合は入園可能な場合もあるが、集団行動が難しい「多動」が入っている場合は、入園を断られる、もしくは、入園後に退園になってしまう可能性もあります。

療育も、週5日の園もありますが、週に1~2回程度で幼稚園と併用できる等もありますので、お子さんの状態に合わせて、療育と、幼稚園のバランスが取れると良いなと思います。

加配がつくなら公立の幼稚園も良いと感じました。

働いている方なら、加配をつけて保育園、もしくは園児が少なめで、先生の多そうな小規模保育園も良いのかなと思います。

メリット、デメリットはそれぞれあるので、何を優先するのか決めて、進路決定を考えると良いと思います。

adhd、多動についての記事はこちら。

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